2016-05-24

父親の会社の倒産で荷物をまとめて夜逃げ。その先に待っていたのは…
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借金返済ができなくなり、債務者には日夜を問わず迫られ、精神的に追い込まれて、
家族全員の荷物を夜中にまとめて、誰にも気づかれずに家を後にする行為を夜逃げと言います。
23歳の時に夜逃げを経験したリアルな体験談のご紹介です。
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大学を卒業して間もない23歳の時、
父親が経営していた会社が倒産し、
着の身着のままで家を出ることになりました。
いわゆる夜逃げというやつですが、
娘である私は事前に何も知らされておらず、
私にとっては本当に寝耳に水のことでした。
父親から「今夜家を出る」と言われたのが当日の夕方の6時。
冗談にしてしまうには余りに真剣な父の顔に、
黙ったまま旅行バッグに下着や衣類を詰め込みながら、
私の頭の中は真っ白でした。
深夜、両親と私の3人で持てるだけの荷物とともに、
父親の車に乗り込みました。
振り返って見た我家はいつもと寸分違わない、
産まれた時から今まで暮らした自分の家でした。
もう見ることはないのかも知れないと思っても、
全く実感はありませんでした。
そうして200キロほど離れた地方都市での生活が始まりました。
私にはその時、大学時代から付き合っている彼がいましたが、
家を出る前に彼にはどうしても連絡できませんでした。
大学の同級生の彼の実家は大きな会社を経営しています。
そのことがその時の私にとっては負い目に感じられて、
知らせることができませんでした。
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