自動車免許とりたての頃、車の運転になれない中のスピード違反で即免停！しかし、彼女は不屈の精神でくじけなかったのです。免停をくらっても負けない彼女の日記です。

私が２４歳の頃の話です。
新卒で入社した会社になじめず、転職を考えていたときのことでした。
面接もなんとか通過し、試験的に採用されることになりました。

しかし、職場へは毎日片道車で１時間半。
当時の私は、若かったこともあり、毎日朝早くから日付が変わるまで仕事していました。
そんなある日、疲れがたまっていたのでしょうか、寝過ごして猛スピードで会社へ向かっていました。

いつもなら通らない道なのに、車の通りが少ないからと山道を選んだのが運の尽きでした。
スペインの闘牛士のように赤い旗を私の車の前に振りながら飛び出してきた人影に急ブレーキを踏みました。

よく見ると、警察…。

そうです、私は、３０キロ超えのスピード違反で捕まってしまったのです！
寝不足でフラフラなところにコンコンと「ものすごいスピード違反ですよ！」とお説教を受けたのを昨日のように覚えています。

そして、検察庁へ出頭し、
「中途半端じゃなく、ここまで速度出し過ぎのスピード違反なら、あなたも悔いはないでしょう」と嫌味を言われ、
「講習を何日間か受ければ、免停は免れることができるけれどもどうする？ほとんどの人は免許がないと日常生活に困るからって講習受けるけど」と検事さんに言われましたが、そのときの私は新しい職場で働き始めたばかりで仕事を休むなんて考えられず、ひと月近くの免停という刑に潔く服することに決めました。