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2015-06-29
進学校で専門学校に行かせてくれない!夢を叶えたある女性のストーリー

進学校で専門学校に行かせてくれない!夢を叶えたある女性のストーリー
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通っていた高校は、県内でも有数の進学校。周りのみんなは自然に大学への進学を希望するものの、どうしてもやりたいことがあって、その夢を叶えるために努力をしたある女性の感動ストーリー。

私は小さい頃、犬が苦手でした。
姉は犬が好きで、私が保育園生の時に、一匹の子犬が家族になりました。

その子が家に来た時は、怖くて母の背中に隠れてみていましたが、その子はとても穏やかな性格で、徐々に仲良くなり、いつの間にか、もう一人の姉のような存在になっていました。

この子を家族に迎えた事がきっかけで、私は犬が大好きになりました。
そして、いつからか、犬に関係する仕事に就きたいと思うようにもなりました。

小学生になり、いろいろな本やテレビなどで犬のことを見ていると、犬の美容師の「トリマー」という仕事が目にとまりました。

トリマーについて調べるうちに、どんどんやりたい!なりたい!!と思うようになりました。
勿論、卒業アルバムに書いた「将来の夢」は、トリマーでした。

中学生になり、新しく家族になったのは、トリミングをする犬種でした。
美容室から帰ってくると、さらさらふわふわで見違えるようでした。

しかし、伝えたイメージとは全く違う姿で帰ってきたことが一度ありました。
「伝え方が悪かったのかな」と思う半面、「トリマーになったら、お客さんの希望をしっかり叶えて、信頼されるトリマーになりたいな」とも思いました。

高校生になると、どんどん自分の将来が身近に感じられるようになり、卒業後のことを考えるようになりました。
しかし、私が通っていた高校は、田舎ではありましたが、「進学校」でした。

ほとんどの人たちが大学・短大への進学を希望している状態。
それ以外は「就職(それでも公務員希望が大半)」
先生だけでなくみんなの親も、それを「ふつう」の事として考えていました。

そんな中で私が行きたかったのは「トリミングの専門学校」でした。
学校生活を送っているうちに、一時は、「卒業したら就職しようかな」と思い、就職希望者が参加する、授業にあるプログラムの「職業体験」にも行きました。

それでもどこか、いいのかな…と思っている自分もいて、就職すらどこに行きたいのかわからなくなっていました。
それを知ってか、母がある日「こんな所があるみたいだよ。」と渡してくれたのが、私が後に通うことになる専門学校のパンフレットでした。

見れば見るほど魅力的で、気づけばトリマーになる道を選んでいました。
幸い、父も母も昔からの私の夢を理解してくれ、応援してくれました。

このまま集中して、受験の準備を進められる!と思っていたのですが、そうもいきませんでした。
先ほど少し書きましたが、私が通っているのは「進学校」です。

就職をやめて、専門学校に行くと意思表示をした途端、生徒指導の先生のストップがかかりました。

ほとんど毎日、生徒指導室に呼ばれ「就職しないなら、大学に行きなさい。この成績ならもったいない」ここまでなら、まだよかったものの、途中から「専門学校に行ったら潰しがきかなくなる」「トリマーなんて、やれと言われれば俺だって今からできる」と全く理解を得られず。

それでも私はずっと「それでもいいです。」「やりたい事なので、何と言われても、私は専門学校に行きます。」と言い続けました。
そんなやり取りを続けながらも、面接の準備はしなければなりません。

誰に指導してもらったらいいのかあてがなく、一人でやってみたり、友達にお願いしたりしていました。
ある日、授業でお世話になっている先生に呼ばれて行ってみると、先生はこう提案してくれました。
「こういうのは担当じゃないけど、面接練習くらいなら付き合ってあげられるぞ。」と。

まさかの提案にびっくりしましたが、素直にお願いしました。

放課後になると面接の練習に付き合ってくれて、いつしか生徒指導室にも呼ばれなくなりました。
受験前日に先生は、「よく見せようと思わないで、変なプライドは捨てていけ。そうすれば大丈夫!」と言ってくれました。

当日は緊張はしましたが、先生のアドバイスのもと、自分が思っていることを正直にしっかり伝えられました。
そのおかげか、無事に合格することができました。
高校卒業の時、アルバムにメッセージを書いてくれました。

そこには「動物好きに悪い人はいないからな。頑張れよ。」と書かれていました。

普段はおどけてみんなを笑わせてばかりの先生からのその言葉が、とても嬉しかったです。
専門学校も無事に卒業して、その後はトリマーになった私。
今はケガもあって辞めてしまいましたが、昔感じた「信頼されるトリマー」になる為、カット以外の何気ない会話も大切に、お客さんとのコミュニケーションをしっかりとって、やりがいを感じながら仕事をしていました。

ありがたいことに、慕ってくれるお客様もおり、あの頃の理想の姿に近づけたのかな、と思っています。
私が小さい頃からの夢を叶えられたのは、応援してくれた両親がいてくれたこと、手を差し伸べてくれた先生がいたからです。

記事提供:shimainuさん

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