
仲がよかった祖母とおばあさん、亡くなって初めて再認識したものとは?
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喧嘩の後、突然の死
亡くなる少し前から、祖母は、おばあさんと音信不通だったらしい。
気兼ねなく話せる仲であったが故に、ちょっとした喧嘩になってしまったのだ。
仲は何とか修復したのだそうだ。
だが、何の言葉が気に障ったのか、どこで2人の誤解が生じたのかは分からない。
2人のことなので、家族も皆2人に任せていた。
なので、全くと言っていいほど、喧嘩の経緯が分からない。
あれ程仲が良かったのに、急に喧嘩をしてしまっていたということが、意外だったほどだ。
今聞いても不思議な話である。
祖母もはなしたがらず、彼女が亡くなった今、真相は永遠に分からない。
彼女が亡くなって、改めて再認識させられる事実がある。
その知らせを電話で聞くが、その時に生前のことなどもよく聞かされる。
そこで、家族の私達が知らなかったこと、見落としていて気づかなかったことが山のようにあったのだ。
祖母がわざわざ危険で無謀とも思える坂道を登っていたのは、
彼女にわざわざ会うためだったということもそのひとつだ。
喧嘩があったということをはっきりとは祖母から聞いていなかったので、それが事実だと分かった。
祖母が、彼女と会わなくなっているのには気づいていた。
だが、喧嘩だとは想像がつかなかったのだ。
彼女はデイサービスに行って友達の輪を広げたり(あんな険しい山間部に送迎車が行けることが意外だ。)、
体調が優れないこともあったそうで、病院へも頻繁に通院するなどしていたそうだ。
だから、祖母と会えないのだろうと思っていた。
だが、実は喧嘩が元で音信不通になっていたというのだ。
最も疑う余地のなかったことが、真相だったのだ。
だが、長年の友人だ。少しは仲も修復出来たのだろう。
何とか仲良くはなったとはいっても、根に持っていることが互いにあったのかなかったのか、何とも言えない。
だが、許すことの度合いは彼女たちにしか分からないが、互いに許し合えていたと分かった。
本当の友達だったのだ。
生きている間に、早めに何かしてあげられることがあったかもしれないと私は後悔もした。
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