
1つの悲しみを乗り越えて、2つのミラクルを起こしたある妊婦の奇跡のお話し
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人生誰しも、一生に一度は奇跡を体験するのでは?と信じています。
今回は、2つのミラクルを起こしたとある妊婦さんのお話しです。
最後はちょっと心温まる感動話となっています。ぜひ!
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私は30代の主婦です。これは2003年の10月私の息子を出産した時の話です。
実はその出産の前年の10月に私は妊娠9ヶ月、もうすぐ出産という時期に死産した経験がありました。
臍の緒が胎児の首び絡みつき自然死だったとのお医者様の見解でしたが、
私はそういった辛い経験を乗り越えてのちょうど1年の時期での再度の出産でしたので、
息子の妊娠中はいつもぴりぴりしていましたし、
再び同じような最悪の事態になったらどうしようという不安でいっぱいでした。
そういった経緯から早く無事に元気な子を出産してホッとしたいという気持ちが人一倍強かったことを思い出します。
私の出産にはミラクルなことが多々ありました。
一つ目のミラクルは私にずっと付き添ってくれた助産師さんとの出会いです。
陣痛が始まったのが前日の夜のことです。日付をまたいだ頃私は産婦人科に入院しました。
そこで出会った一人の助産師さんは今まで全く会った事のない助産師さんなりたての新人さんでした。
軽い挨拶を交わしたところ、私の苗字はあまりいない珍しい苗字なのですが、彼女が偶然私と同じ苗字でびっくりしました。
苗字が同じというだけでまるで以前からの顔見知りのようにすぐに打ち解けて、私は辛い陣痛の時間を彼女の必死の応援と支えで乗り越えることができました。
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そして陽もうっすら明け始めた午前5時過ぎに私はいよいよ分娩室へ。
一晩中陣痛に耐えていたこともあり、眠いことと体力的に限界であったこともあり、私の意識は朦朧としていました。
分娩室でも私を必死に支えてくれたその助産師さんと共になんとかかんとか、最後のひと踏ん張り、二分張りで私は午前7時1分に息子を無事自然分娩で出産することができました。
実はこの時間にも第二のミラクルがあります。
去年お腹の中で死産してしまった子が生まれた時間が7時0分。何と兄弟で1分違いだったのです。
この時は生まれてくることが出来なかった兄が弟の出産を応援してくれて無事に誕生を迎えることができたんだなと思い、私は無事息子を生むことができたことに”ありがとう””ありがとう”と誰にというわけでもなく涙を流しながら言い続けたのです。
その助産師さんも私と手を取り合って涙を流して喜んでくれました。
これが私の30数年生きてきて一番幸せに感じた瞬間です。
息子の誕生は様々な意味でミラクルだったんじゃないかな?と今振り返っても思いますし、
その助産師さんとの出会いから10数年経ちましたが、今でも交流が続いています。
彼女は今ではベテランの助産師さん。
後から聞いた話ですが、私が彼女にとって初めて助産師さんになって最初から最後まで立ち会った分娩だったのだそうです。(これもミラクルなのかな?)
249planet みんなの体験談で井戸端会議

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