北海道には日本屈指の湖として有名な屈斜路湖があります。屈斜路湖は釣りで有名ですが、キャンプ場も併設されており、毎年夏は家族連れで大変賑わう観光地ともなっています。
そんなところで突然、大阪から来たであろう男性がある家族へ暴言を浴びせるという事件が発生しました。家族は皆驚きを隠せません。一体男性は家族の何にキレたのか？またその場を収めた男性の行動に拍手！

2年前、北海道の屈斜路湖のキャンプ場を訪れたときの話です。
私と妻の2人で行きました。
このキャンプ場の見どころは、すぐそこが湖というところです。
缶ビールを開けただけで、もう天国です。

うちはこのキャンプ場に、午前10時ぐらいに到着しました。
ほぼ1番のりでした。

正午ぐらいから、どんどんキャンパーたちが到着します。
そしてとうとう、うちの横の敷地にも、キャンパーが入ってきました。

年齢は推定ですが、30代後半のお父さんと、中1の息子と、小学3年の娘さんの3人です。

お父さんは、私たちのところに来て、「隣り、いいですか？」とあいさつしてくれました。

こういうことができる人は、間違いなくいい人です。
「どうぞどうぞ」と私。

妻も「よろしくお願いします！」と笑顔です。

お父さんは重ねて「うち、子供がまだ小さいので、ご迷惑をおかけするかもしれませんが、なるべく騒がせないようにしますので」と言います。

お父さんが黙々とテントを張ったり、炭火の用意をしている間、中1のお兄ちゃんと、
小3の妹ちゃんは、水辺で遊んでいます。

しばらく眺めていると、無邪気に楽しんでいるのは妹ちゃんの方で、
お兄ちゃんは妹が危険に目に遭わないよう、監視していることが分かりました。

妹ちゃんが突然「飽きた」と言うと、
お兄ちゃんは「じゃあ今度はボールで遊ぶかい？」と言ったりしています。

ボール遊びに飽きると、妹ちゃんは「石投げしたい！」と言い、小石を湖に投げ始めました。

お兄ちゃんはそれをただただ眺めています。
すると妹ちゃんが「お兄ちゃんもやってみて」と言います。
お兄ちゃんが小石を投げます。

すると妹ちゃんは「そうじゃなくて！」と大きな声を出しました。

妹ちゃんは、石切りを見たいのでした。
お兄ちゃんはまた小石を拾い、今度はアンダースローで投じます。
見事、3回ほど水面を飛び跳ねました。妹ちゃんは大喜びです。