
未曾有の集中豪雨の夜に起こった赤面必至の恥ずかしい出来事
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付き合って2年になる彼女と二人で私のアパートに向かっている途中、風が強く吹き、みるみるうちに空模様が一変していきました。
アパートに到着し一息ついた頃には、雨も降り始め、未曾有の集中豪雨になってしまっていました。
そんな未曾有の集中豪雨の夜に起きたあることが恥ずかしい結果をもたらすことになってしまったのです。
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いまから二十数年前の出来事です。
その日は昼間あたりから風が強く吹き出し、
雲もはげしく逆巻いていました。
ヒュルルルーという不気味な風音もたえまなく聞こえていました。
これまであまり経験したことのない異様な天候でした。
まだ雨にはなっていなかったので、
私は駅で彼女を迎えると、いそいでアパートに向いました。
彼女とはもう2年のつきあいで、
これまでにもお互いのアパートをゆききしては、
夜を共にしていました。
「変な天気ね」
アパートに向かう路上で、彼女も不安げに空をみあげました。
その彼女の髪が強風に乱れ、
まくれあがりそうになるスカートを彼女は手で押さえつけるのにおおわらわでした。
アパートに着くころには、
天候はますます荒れ気味で、
紙切れや木の葉等がいっぱい飛び交っていました。
私のアパートは、裏山から続く崖の下にたっていました。
二階建ての、20世帯が暮らしている昔風の建物でした。
私の部屋は通路の突当りにある一階でした。
部屋の窓からは、雑草におおわれた崖の斜面が間近にながめられました。
ひと月ほど前、アパートの住人たちで草刈りをやったのですが、
いまはもう生命力のつよい植物たちがぼうぼうに伸び盛っていました。
二人が部屋に入って30分もたたないあいだに、
窓のひさしをうつ豪雨音が響きだしました。
降らないうちに帰れたことを、私たちは喜びました。
窓の外はまだ昼過ぎだというのに黒々として、
風音はいっそう猛々しく響き、
豪雨音も今は叩きつけるように激しく聞こえていました。
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